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平出 哲也; 岡 壽崇; Lee, J.
Materials Science Forum, 666, p.103 - 108, 2011/01
水中で形成される放射線誘起OHラジカルは、非常に強い活性酸素であるが、短寿命であり、直接観測されてこなかった。陽電子を水中に入射するとオルソーポジトロニウムが形成され、OHラジカルと反応することが明らかとなり、オルソーポジトロニウムをプローブとしてOHラジカルの観測が可能となった。オルソーポジトロニウムの反応を最も的確に観測できる手法は、陽電子消滅寿命-運動量相関測定であり、この手法を用いて、OHラジカルの反応性の温度依存性について調べた。その結果、反応により、消滅線の運動量分布が小さいパラーポジトロニウムから消滅していく成分が増大することから、高温では拡散速度が大きくなることで、反応が速く進んでいくことを示した。